歯並びに重要なお口周りの「筋力」のおはなし
歯並びは遺伝的な原因と普段の生活習慣や癖で決まります。主な考えられる原因として、遺伝、生活習慣や癖(指しゃぶり・頬杖・悪い姿勢・寝る姿勢等)舌の癖や口呼吸などが影響して歯並びが悪くなるといわれています。
お子さまの舌が、お口のどこにあるかご存知ですか?普段リラックスしている際の舌の位置は、舌先を上前歯の裏すぐの場所にあり、舌全体が上顎に沿っています。しかし、お子さまが成長していく中で、舌が上顎に沿わず下顎に沿ってしまう場合があります。
舌はとても柔らかいイメージがあるかもしれませんが舌の力は強大です。舌先が上前歯のすぐ裏を常に押すことによって、上顎がきちんと成長します。逆に、下顎に沿ってしまうと、上顎よりも下顎の成長を促してしまうため、反対咬合になる可能性が大きくなってしまいます。
また、舌先が前歯にかかってしまったり、前歯の間に挟んでしまう癖を持っている場合は、出っ歯や、開咬などになる可能性が高くなってしまいます。
簡単にはじめる矯正(成長にあわせた矯正)
お口は「話す」「食べる」「呼吸する」という生きるために大切な多くの役割を持っています。どれか一つでもうまくできない場合は、正常な成長を阻害してしまう恐れがあります。お子さまにとってお口の環境を整えてあげることはとても大切なことのなのです。
定期的に通院いただく中で、お子さまの噛み合み合わせや歯並びを確認し、将来不正咬合や凸凹の歯並びになってしまいそうな場合には、お子さまだからこそできる成長に合わせた矯正をご提案いたします。
お子さまの矯正は、まずお口周りの筋力をつけ、悪い癖を直すこと、そして正しく歯が生えるためのスペースを確保できるように、顎の成長を促すこと。
身長や体重と一緒に、顎もどんどん成長しているお子さまだからこそできる、抜歯をしない痛みの少ない矯正ができるので、健全なお口の土台を子供のうちからつくってあげましょう。
マイオブレース・T4Kトレーナー
マイオブレースとは4歳から9歳前後の、永久歯が生えそろう前のお子さまが対象の矯正器具です。
柔らかなマウスピースタイプの矯正器具で、簡単に着脱することが出来ます。
就寝時と日中の1時間着用することで、顎の発達を促し、またお口周りの筋力も自然と鍛えることができるので、口呼吸や舌の位置も改善してくれます。